好きなアイドルに吹く風が変わったと思えた日
(ツイート埋め込み処理中...)Twitterで見る最初の告知を見たときから、DAY1は絶対に観ようと思った。でも、あんスタはいつもライビュや配信があるし、今回も配信があることに賭けようと決めてました。のっけから現地を考えてないことや、映画館のライブビューイングではなく自宅で配信を見ることにしたのには理由があります。
絶対に、小林千晃を一秒たりとも見逃したくなかった。いつも見逃したくないと思ってるけど、今回は見逃したくない気持ちが特に強かった。
わたしはあんさんぶるスターズが『あんさんぶるスターズ!』だった頃、リリースから2年ちょっと経った2017年に始めました。
わたしがあんさんぶるスターズにくっついたり離れたりしたくだりはすごく長くなるので、折りたたんだなかにまとめます。このあとも長くなると思うから。
インストールしたのは『輝石☆前哨戦のサマーライブ(2017年7月)』の告知が出た頃で、ランキングボーナスの氷鷹北斗(開花前)のお顔に惹かれたのがきっかけでした。
蓋を開けて見ればKnightsのユニットイメージが自分の好みで、朱桜司という名前の愛らしさと話し方が好きになりました。
当時はダイヤを使えばイベントとイベントのあいだに復刻イベントができる制度だったので『反逆!王の騎行(2015年9月)』『ジャッジ!白と黒のデュエル(2015年6月)』『光輝★騎士たちのスターライトフェスティバル(2016年11月)』『追憶*モノクロのチェックメイト(2017年5月)』を追いかけつつ、Knightsが絡まないイベントもマイペースにあんスタをやってました。
――と、アイナナとあんスタの二足の草鞋を履いてたものの『レクイエム*誓いの剣と返礼祭(2019年2月)』で完全に浄化されてしまい、あんスタをやる頻度がぐっと落ちました。
そこから約1年が経ち、出会った頃の『あんさんぶるスターズ!』は大型アップデートを経て『あんさんぶるスターズ!!Basic』『あんさんぶるスターズ!!Music』に分かれます。
最初は両方やろうとしたものの、自分の指スキルがだめ過ぎてMusicを断念、親の顔より見たBasicだけをやってました。ましたというのは、それすらもまた離脱したからです。単純に忙しくなった。畳む
二度も離れたあんスタに戻ったのは、2024年のこと。
2024年7月に始めた18TRIPで小林千晃の声に惹かれ、9月には調香師のドラマCDで彼の声に完全に脳を焼かれ、小林千晃の他のお仕事を改めて確認したからです。そういえばあんスタの追加アイドルにCV小林千晃がいたような気がするなぁと。
(ツイート埋め込み処理中...)Twitterで見る初見時の印象は「口が達者で論理的な思考の持ち主って点はすごく好みだけど、好きになるかどうかは口の達者度合いによる」でした。
ここで公式がYouTubeにも公開してるアイドルストーリー滝維吹編第1話をご覧ください。
普通に生意気だった。でも、かわいさがそれを許してしまう(だめ)。だって「姉様」のルビが「ねぇねぇ」ってなに。この子、かわいい顔して超メロい言葉を素で放つタイプのアイドルだと思う。こんなの、絶対好きになる。――滝維吹のためにあんスタに出戻りました。2024年10月後半のことです。
そう、出戻ってあまり時間を置かずして『4piece ファイナルセレモニー』がありました。エスプリデビュー告知前日にSNSプロモーションポストが流れた事件とかあったけど、一番思ったのは
withってなんなんだよと怖くなった。
(ツイート埋め込み処理中...)Twitterで見る小林千晃のポストを見て、はらはらしながらメインストーリー『オーディション編』に追加された『第五章 ファイナルセレモニー』を読んだ。あんスタってばまたSNS荒れちゃうじゃんと思った。
でもここで止まらないのがあんさんぶるスターズ!! で、まぁ、全然、withっていうよりも、大晦日から始まった『浮雲*照らす翔装の華月伝』のイベントストーリーを経て、滝維吹は紅月に正式に加入したわけです。
このイベントにはSNSでのネタバレ禁止期間が設けられ、公式宛のリプライにネタバレがあったら非表示措置が取られるなど、ちょっと穏やかじゃなかった。ネタバレで切り抜きみたいな部分だけ見るんじゃなくてイベストをちゃんと読んでほしいという意図があったんだろうけど。
イベストを読んだわたしの気持ちも、かなり荒れました。だって、これまでの9年半超の歴史と年月だけでは推し量れない強い絆がある既存ユニット、しかも既存ユニットのなかでも特に家族感のかなり強い紅月への加入を、たいして話数があるとは思えないイベントストーリーひとつで示されたんです。
わたしは元KnightsPで、最初からずっとゆるゆるプレイ勢で、滝維吹がメロい男な気がして出戻った身だけど、紅月の絆の強さはKnightsPだった頃から知ってた。
自分の感情をどう宥めていいか、わからなかったです。ファイナルセレモニーで蓮巳敬人が(鬼龍紅郎・神崎颯馬に話を通したうえで)滝維吹と「一緒にライブをやろう」と意見が一致してたことはわかってる。そうじゃなくて、このイベスト内での神崎颯馬の態度の変化に「そうなれるの?」と思ってしまった。話数のせいだと思う。
自分なりに少しでも落としどころを見つけようと何度か読み返して、ひとまず〝イベントストーリー内で季節が変化してる=心情に変化が訪れてもおかしくない。そもそも、あらゆる心情や会話を迅速かつ詳らかに示さなければならないという決まりもないのだ〟と己に言い聞かせ、新生紅月の発表会はしっかり見ようと決めました。
見ないで文句を言うことは誰にだってできるけど、わたしは滝維吹を応援したいし、小林千晃のお仕事を見守りたいから、見なきゃならないとすら思った。
個人的な感想として、MVに続く朗読劇はすごくよかった。
でもそのMV『百花繚乱、紅月夜(2025 ver.)』への反応は、見てられなかったです。わたしもびっくりした。イベストであんなに荒れてるのにどうしてよりによってこの曲をこのタイミングで? とすら思った。時期が早過ぎると感じた。
パブサで出てくるポストは当然ながら大荒れ。滝維吹のことをゴミとか白カビとか言ってるのも出てきてめっちゃダメージ受けました。しかも「小林千晃は悪くないけど滝維吹は~~(以下、滝維吹に対するかなり強めの言葉)」とか「滝維吹のせいで小林千晃のこと無理になった」とかも多い。
こちらは小林千晃を応援する身として毎日朝と夜に「小林千晃」「千晃くん」でパブサしてるんですけど、そういうのがたくさん出てきてたんです。本当に怖かった。少なくとも「滝維吹」「紅月」でのパブサはもうしないでおこうと決めました。
発表会のあとに小林千晃のポストを見て、普通に、泣いてしまった。
(ツイート埋め込み処理中...)Twitterで見る泣いたけど、わたしは滝維吹をかわいくて格好いいと思ってるし、小林千晃のお仕事を作品ごと好きになれる範囲で追うと決めてる。もしかしたら、今後のあんスタを追っていくなかで、滝維吹に吹く風が変わる日がくるかもしれない。祈るような気持ちでした。
「滝維吹」「紅月」でのパブサを封印し、日課の「小林千晃」「千晃くん」のパブサでたまに滝維吹を罵るポストに被弾してはダメージを負って、それでもあんスタをゆるゆるプレイし、やっぱり滝維吹ってメロいんだよ! とわいわいしてるうちに、キャストライブの告知がなされました。
冒頭でも書いたとおり、DAY1は絶対に観たいと思った。滝維吹に吹く風が変わるとしたら、ここしかないから。むしろ、ここで変わらなかったら、たぶんずっと無理だ。
小林千晃は相当なプレッシャーを感じたと思う。オタクたちからは強メンタルなんて言われてるし、彼自身、ストレスを抱えないようにしてるとラジオで話してたけど、だからってなにも感じないわけじゃない。話の流れで僕はエゴサしないですって言ってるのも聞いたことあるけど、なにも知らないはずがない。
小林千晃がちゃんと普通の人間で、わたしはそんな彼を応援してるからこそ、ここで絶対にいいものを見せてくれるに違いないと思った。役者だからいいものを見せるのは当然だけど、プレッシャーに負けないくらいのものを見せてくれるはずだと、歴が短いなりに毎日小林千晃を追ってて、そう感じたんです。
スタフォニが発表されてからも「滝維吹」「紅月」のパブサは封印し続けてました。やってるソシャゲの話をよくする身内(なずなP)にすら、滝維吹が好きなことは言わなかった。身内も、新生紅月のくだりに憤ってる派だったから。彼女は多忙もあってあんスタから離れてしまったし、滝維吹のことは今も話してないです。
相互フォロワーのなかでわたしが滝維吹を追ってること、2~3人は知ってたのかな。パブサでダメージを受けた話をこっそりしてくださった方がいて、その節はこちらが救われました。
滝維吹における初の★5カードであるフィーチャースカウトも、内輪でだけは引けたよ~! って言った。開花前も開花後もすごくいい。特に開花後、本当に格好いい。


これとは時期が前後するけど、あんスタのアプリ内キャンペーンでやってたプロポーズミッションの言葉、すっごくよかったんです。

やっぱり、かわいい顔してメロい男だった。こういうの好き過ぎる。
……こんな感じで、ひとりで滝維吹にきゃーきゃーしてました。
スタフォニが近付いてきたある日、日課の小林千晃パブサで、滝維吹・小林千晃両名宛のフラスタ企画を見つけました。
フラスタ企画への参加は2019年アイナナのREUNIONのみで、あんスタのものには参加したことなかったです。でも、最初に見かけたその企画に参加しようと決めました。
参加したってことは、直前まで内輪ですら明かしてなかった。滝維吹について、新規ビジュが出たときに内輪でちょっとこぼすくらいしかできなかった。他の推しの話は遠慮なくしてるくせに。
今にして思えば、年明けにたくさん見かけた滝維吹への暴言やその後も小林千晃パブサでたまに被弾する滝維吹叩きの言葉で受けたダメージが強くて、どこにその思想のひとがいるかわからないからと、滝維吹の話をすることまでもが怖くなってたんだと思います。好きなのにね。
もしかしたら、このフラスタ企画に参加することで、わたしも、滝維吹を好きだと言えるようになるかもしれない。――そう思って、参加を表明しました。
そうして迎えた、スタフォニ当日。
わたしが参加したフラスタ企画は、主催の方含めて29名。主催の方からは、ご自身のSNS投稿に使っていい写真をいただきました(SNSじゃなくて個人サイトの日記でもいいか訊いて、OKもらってます)。
フィーチャースカウトの開花前イメージだそうです。


依頼されたお花屋さんも写真を公開してくれてた。
(ツイート埋め込み処理中...)Twitterで見るスタフォニの会場では、滝維吹・小林千晃宛のフラスタが他にもたくさんあったと聞きます。滝維吹を好きなひとって、あたりまえだけど、ちゃんと、たくさんいたんだ。
あたりまえのことに気付けないくらい、ひきこもるしかなかったんです。
ライブビューイングのチケットはまだ買える。地元だと最前列しか残ってなかったけど、電車で1時間ほど行けばまだまだ見やすい席が普通に空いてた。でも、配信で見ると決めてた。
なにがあっても小林千晃を見逃したくない。滝維吹を背負ってステージに立つところが、座席の角度や周りのペンライトで一瞬でも見えなかったら、後悔する。この日の彼のパフォーマンス、一挙手一投足が、滝維吹に吹く風がどう変わるかにかかってるだろうから、それを一秒たりとも逃さず見ていたい。ファンが声優にプレッシャーを与えるような思想を抱くなって話です。
本当に、オタク(一人称)って自分勝手で弱い。好きなものは好きって言わないと伝わらないとわかってるくせに、滝維吹がゴミだの白カビだの言われてるのが小林千晃パブサでも出てきちゃう現実に打ちのめされて、滝維吹を好きと言えなかった。
それくらい、年明けから続く滝維吹叩きが苦しかったんです。
好きなものを好きって言えないって、なに? 滝維吹って、別に好きになっちゃだめなひとじゃないのに? ――自分でも、本当に意味がわからなかった。
スタフォニ本番を迎える頃には〝滝維吹、紅月加入〟から10ヵ月半も経ってた。
でも、小林千晃が滝維吹を背負って立つスタフォニのステージを観て、ようやく、好きって言ってもいいはずだと思えました。そもそも言っちゃだめってわけじゃなかったんだけど、今ならわたしも言えると思った。
だって、すっごく格好よかった。紅月内の最初の曲『百花繚乱、紅月夜(2025 ver.)』ではちょっと顔がこわばってたけど、だんだん笑顔が増えてきてた。他ユニットの曲を経て『天翔KAGETSU』『炎纏焰踊千変万火』の頃には表情がやわらかくなってた。それでも、あとで本人が言うには『明鏡流水』のときも緊張してたらしい。
アンコールで登壇されたときの各ユニットからの挨拶で――
すごく緊張しました。緊張することはあまりないと自分では思ってるけど、この仕事で初めてというくらい緊張した。紅月の衣装の裾の大きいところ(神尾さんから袖じゃない? と言われて「! 袖です……」ってなってた)袖の大きいところから、間違えて手を出したまま着てたことに気付かなかったくらい。――という話をされてました。アーカイブを見返したら『明鏡流水』のときだけ、衣装の袖の通し方を確かにミスってた。
この挨拶のとき、紅月のメンバーや他ユニットのキャストさんたちが本当に優しくしてくれたとも仰ってました。
そういえばあんスタキャスト陣のなかには小林千晃と普段から交流多いっぽい方が何人もいます。プライベートで仕事の話をするのかはわかりませんけど、付き合いの長い共演者が同じ空間にいるというだけでも、初めてあんスタのキャストライブに出演する彼にとっては心強かっただろうと、オタク(一人称)は思います。
スタフォニDAY1のあと、日課の小林千晃パブサをしました。普段はパブサしてもだいたい見たことあるアイコン(つまり声優界の同担)なんですけど、昨夜は違った。
あんスタのオタクであって別に小林千晃のオタクではないひとたちも、小林千晃のこと「すごくよかった」って言ってたんです。滝維吹を好きなひとのポストもたくさん出てきた。
思いきって「滝維吹」のほうのパブサだけ解禁してみたら、本当にたくさんのひとたちが「かわいかった」「格好よかった」って言ってて、そのなかには、いくつか、これまでしんどかったっていうのもありました。
好きなのに、周りが怖くて好きと言えなかった。さすがにないとは思うけどもしも現場でなにかあったらどうしようと思ってた。でも、滝維吹カラーのペンラとか、うちわとか、痛バを持ってるひとが、自分が思ってたよりもずっと多かった。――そういう言葉たちでした。
滝維吹を応援してるひとたちと、スタフォニで滝維吹を背負った小林千晃と、スタフォニDAY1を見たひとたちによって、滝維吹に吹く風は確かに変わったと思いました。
ここまで、すごく長かった。本当に苦しかったです。
もちろん、今でも滝維吹加入を受け入れられない派がいるのは知ってる。でも、少なくとも、滝維吹を好きなことを黙ってたほうがいいのかもと思わされる空気ではなくなったんじゃないか。
久しぶりの滝維吹パブサでそれを感じて、お恥ずかしながら、声を出して泣いてしまいました。
今はもう言える。黙らなくていい。言いたかったら言っていい。
わたしは滝維吹が好きなので、あんスタのマイページは滝維吹にしてます。

特にこのセリフがお気に入りだから、おしらせをわざと開いてません。
姉様(ねぇねぇ)って呼び方するところが特に大好きです。
まぁ、わたしはあんず姉様(ねぇねぇ)ではないんですけど。
(ツイート埋め込み処理中...)Twitterで見る少し前のラジオでは「体を絞ってる」だけでなにに備えてかの言及すらなかったけど、スタフォニ直前に放送されるラジオでは11月末にフリーレン関係でシンガポールに行く話をして、今は絞ってるけど「スタフォニが終わったらぷくぷく食べていいんで」って言ってた。大好きな家系ラーメン食べてるだろうか。
2025/11/24追記
(Instagram埋め込み処理中...)Instagramで見るめっちゃ格好いい。