お出かけ
KOBE NICE TRIP with KFKE&KAFKA_nui 202510
*写真が30枚以上あるし、音が出る動画も複数あります

18TRIPメインストーリー001で朝班が行ったKOBE研修旅行の地に行ってきました。いわゆる聖地巡礼。
仕事のストレスでなにもかもいやになる前に有給休暇を申請して、出かけることにしたんです。三連休直前の金曜日なら、他の金曜日よりは空いてるだろうと踏んでのこと。せっかく有給休暇を使って行くんだからストレスは感じたくない。


朝は7時に出発。目標とする帰宅予定時刻は20時過ぎ。
前日の仕事帰りに購入した『六甲・まやレジャーきっぷ〈阪神版〉』付属の切符を使って、まずは阪神電車で神戸三宮へ。
着いたのは自宅を出て1時間くらいあと。途中寝てました。
この時間、シティループはまだ三宮まで来てません。よって、北野坂は徒歩です。朝一番の、体力がまだたくさんある状態だからできる。
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スターバックスコーヒー神戸北野異人館店。ここ、スタバ好きなひとたちのあいだでは有名だよね。わたしも昔行ったことあります。百年ぶりかも。
普通に喉が渇いてたので、イートインでコーヒーを購入。
ここは『登録有形文化財を使ったスターバックス』第1号の店舗で、たまたまスタバカラーと同じだった明治時代の洋館が使われてます。部屋がいくつもに分かれてて楽しい。
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ひとがたまたまいなくて撮れた部屋たち。
2階の部屋、通りに面した部屋の窓側は営業開始時刻から間もない朝の時間でも席が埋まってました。
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ひとがいない部屋をしばらくひとりじめ。

異人館巡りをするわけではないのに北野を訪れた理由はただひとつ。シティループバスの北野異人館停留所にシティループが停まる瞬間を撮るため。
頃合いを見計らってスタバをあとにし、北野坂をもう少しだけ上って右折。北野通をまっすぐ進みます。このあたりから日差しが強くなってきて暑かった。
9時開始の異人館は開いてるけどまだ準備中のところもちらほらある。開いてるところいくつか入るか? とも思ったけど、このあとのスケジュールを考えて、やめておきました。
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やってきたシティループをパシャって、そのまま乗り込みます。
くだりとはいえ北野坂を歩くのは体力を使う。混んでなかったし、ちょっとレトい見た目のシティループに乗りたかったんだ。
途中、神戸布引ハーブ園を通過しながら、こういうところにも行ってみたいなぁと思いました。通過した時間、ハーブ園はまだ開いてなかったけど。


目的のバス停は南京町東口(元町商店街)、大丸神戸店のすぐそばで降ります。次の目的地はメリケンロードを挟んだすぐそこ。
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今日の営業を開始したばかりのお店がちらほら、負けじと急いで準備するお店もあるなぁという時間帯。
中央広場にもひとが増えてきてました。ひとの映り込みを避けるせいで画角の微妙な写真だらけになる。
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エイトリのストーリーに出てきた例の路地も、中央広場から西に進んでわりとすぐのところにありました。
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ひとの映り込みを回避できるタイミングまで様子を窺って撮った。

そしてここで軽食。食べるのはもちろん、トンポーローバーガー。朝班研修旅行聖地巡礼で食べるならトンポーローバーガーしかない。イートインスペースがあるお店にしました。
ここのお店は現金払いのみで、財布から小銭を取り出したときに手が滑ってしまい、50円玉がすとんと溝に落ちました。さようなら、元気に育ってね。
見るからにほかほかしてるのに「あっためるから座って待ってて」と言われ、猫舌だから今のほかほかくらいでいいんだけどお店的には熱いのを出したいんだろうなと思いつつ、外から見えるよりも広いイートインスペースの端で待つこと1〜2分。
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トンポーローバーガーと角煮まんって違うらしいですね。わたしはちゃんと〝トンポーローバーガーと角煮まんの両方があるお店〟でトンポーローバーガーを買ったので大丈夫です。食べたらちゃんと皮付きだった。


小腹を満たし、次に向かうのはさらに海側、モザイク周辺です。
シティループもいいけど、天気がいいので運動がてら歩くことにしました。道もわかりやすいし。
日差しは強いものの、海の近くだから風がある。メリケンロードをひたすら歩きました。景観維持のためにお店の外観をド派手にしないとかゴミを落とさないようになど努力されてるだけあって、歩いててすごく気分がよかったです。
メリケンビルを越え、ハーバーランドへ。
あらかじめ決めてた旅程ではハーバーランドに着いてすぐ昼食をとる予定だったのですが、トンポーローバーガーの威力がまだ残ってたため、他のスポットを巡ることに。
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神戸に来たら撮っておきたい、BE KOBEモニュメント。
インバウンドの方々が多くいらっしゃいました。
ここの目の前にあるスタバでモニュメントの向こうにある海を眺めながら過ごすのもよさそう。海側の席は埋まってました。

ポートタワーを素通りして次に向かったのは神戸ハーバーランドumieです。2階の広場からポートタワーとカワサキワールドが見えます。
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そしてそのままモザイク大観覧車へ。
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モザイク大観覧車はJTBやジョルダンで100円引きクーポンが配信されてる。エイトリJTBコラボで宿に泊まってJTBポイントがあるひとはJTB経由でチケットを買うのがおすすめです。
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メインストーリー001ではふたりは一緒に乗れなかったけど、ここで乗ろうな。


umieでお昼ご飯を食べ、次はロイヤルプリンセス号へ。
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ちょっと早かったけど歩き回ってる疲れから、かもめりあにあるベンチでぼんやりと過ごしました。すぐそこにポートタワーがあったけど、堪能できるほどの時間はなさそうだなぁとか考えてたら、チケット発売開始時刻に。
下調べのときにチケットカウンターで御船印も買えるとの情報を得てたので、記念に買いました。その際に「進行方向に向かって右側がおすすめ」というのも把握してて、それなら右側を陣取るしかないと決めてました。
一番乗りとはいかなかったけど、無事に進行方向に向かって右側・2階席前方の席に着席。最前列は慣れてるっぽいひとたちによって秒で埋まった。どこの界隈にも最前管理はいるらしい。
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窓から外を眺めながらガイドを聴く。右手あるいは右手前方の説明が続くため、確かにこれは右側がいいなと実感。
神戸空港を過ぎたあたりで、3階の展望デッキへ。
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風がすごい。3階、めっちゃ人気だけどこの風にあおられて40分立ちっぱなしはきつくないか。風に負けない強さを持ったひとたちしかここに立つことを許されてない気がする。
せっかくなので神戸大橋の下をくぐるときの動画を撮ってみました。
* 音が出ます*

少し進んだらUターンして、もう一度神戸大橋の下をくぐってもとの場所へ。
降りたあとの移動を考え、展望デッキをあとにし、到着までは1階席乗降口近くで過ごしました。


ここからはバスやケーブルカーといった、電車に比べて便数が少ない乗りものに複数乗るため、時間ロスを出してはいけない。
シティループのかもめりあ停留所に走り、急いで乗り込む。降り口に近い席について、ふと、添乗員さんがいることに気付きました。朝、シティループで北野異人館から南京町まで乗ったときはいなかった。
添乗員さんが説明する神戸の街並みに耳を傾けながら、HAMAツアーズの浜咲楓さんに思いを馳せる。

わたしに限ったことではないと思うけど、出かける本人は交通手段とか目的地の営業時間を調べてパズルみたいに並べ替えるので手一杯になりがちで、添乗員さんが説明してくれるようなこの街並みの歴史とかは、もともと知ってるor余裕があって調べてないと、知らないままで終わる。
もちろん、知らなくても旅程は終えられる。満点でしょう。でも、知ったほうが、思い出の鮮やかさが増す。あとから振り返ったときに「そういえばここでこう思ったのは、あのとき説明されたこのことだったんだ」と、思い出がよりいっそう強く残る気がします。
AIは日に日に進化してる。わたし自身も今回の旅程を組むにあたってGemini(GoogleのAI)に少し手伝ってもらいました。
この先、旅行業でもAIが今以上に重宝される未来が訪れる。それでも、人間が生の声で説明してくれることでこちらが得られる体験の代わりにはなり得ないだろう。――たぶん、20分にも満たない乗車時間で添乗員さんのガイドを聴きながら感じたものこそが、18TRIPでHAMAツアーズが目指してるものなんじゃないか。今はうまく説明できないけど(何年二次創作で作文書いてる!?)、このときの感覚は忘れちゃいけないし、きっとこの先、なにかを言葉にするときに役に立つはずだと思いました。


三宮に着き、まずは阪神電車で御影駅へ。
御影からは神戸市バス16系統に乗り換えて終点の六甲ケーブル下停留所で降り、六甲ケーブルで六甲山上駅へ、さらに六甲山上バスで六甲ガーデンテラスまで向かうというルートです。
JR六甲道や阪急六甲からも神戸市バス16系統に乗れるけど、わたしは神戸市バス16系統の始点である阪神御影から乗車。神戸市バスの乗車時間を短縮したいひとはJR六甲道か阪急六甲から乗るといい。どちらのバス停にもJRまたは阪急それぞれで三宮から10〜15分だし。
確実に座れるのを優先したわたしは阪神御影一択、おかげさまで仮眠をとれました。降りるときに運転手さんの前で『六甲・まやレジャーきっぷ』の神戸市バス往路部分の紙を切り取って運賃箱に投入。
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30分ほどバスに揺られて辿り着いた、六甲ケーブルの六甲ケーブル下駅。
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この時間帯は20分に1本、10分前から乗車受付とのことで、列に並びました。
『六甲・まやレジャーきっぷ』の場合、セットに書かれた六甲ケーブルの欄に日付入りスタンプが押されます。
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そういえば乗るの初めてだ。どきどきしました。
2両編成で、とりあえず下のほう(進行方向でいうと後方車両)に乗ってみました。遠ざかっていく景色を見たかったからです。
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壁とかなくて吹きっさらしだから虫の鳴き声がすっごい聞こえる。そこに重なる揺れの音。これ、怖がるひとはもうひとつの車両のほうがいいかもと思いました。虫が飛んでこなくてよかった。

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六甲山上駅に到着。でもまだ六甲山上バスがあります。
六甲ケーブルで一緒に乗ってたひとたちはどこに消えたのか、六甲山上バスに乗ったのはわたしだけでした。みんなもっと六甲山上駅を満喫してるか別方面のバスに乗ったかしたんだろう。

六甲山上バスで目的の停留所、六甲ガーデンテラスに到着。ここまで長かった。合計1時間くらい。神戸市バス16系統を阪急六甲かJR六甲道にしてたらもう15分ほど短縮できると思います。
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遠くのほうに見える、自然体感展望台六甲枝垂れ。
まずは散策してみようと、バス停を降りてすぐのエリアに向かいました。
そこで目立つのが見晴らしの塔。
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なかは螺旋階段になってて、てっぺんまで上れます。……が、このときは集団が螺旋階段でわいわいしてたので、上るのはあとまわしにしました。

ならば先に他のところへと向かったのは、見晴らしのデッキ。最初にいたエリアを出て右方向に進み、ジンギスカンのお店を過ぎたところにある六甲おみやげ館の裏手にありました。
買うのはもちろんこれ。
*自分の手にぼかしをかけています*
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下調べのときにハート形は期間限定って見かけた。まだまだありました。
箱のなかに百円を入れて5枚取る、おみやげ館のなかでこれだけがセルフ販売になっててちょっと戸惑ってしまった。戸惑いをなんとかするために、店員さんが近くの陳列棚を整理してるタイミングで、そのひとの視界に入るように買いました。
店員さん「そこのデッキで投げていいからね!」
そうなんだ、大黒可不可SR【R1zeオンザステージ】トリレボ前画像みたいに見晴らしのテラスで投げるんじゃないんだ。

夕暮れどきだと判断し、六甲枝垂れへ。六甲おみやげ館の目の前です。
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2025/4/19~2025/11/24まで『シダレミュージアム2025 エモい展』開催中とのことで、それにまつわるものがあちこちに展示されてます。夢じゃないよ。
外周を上れるの楽しい。

六甲枝垂れのなかにも展示作品があり、螺旋状に下りられるので、なかを見物しました。動画も撮ったんだけどどんなに圧縮してもファイルサイズが大き過ぎてここに載せるのは諦めた。切り抜き動画にするのも写真としてピックアップして書き出すのもなんか違う、そういう場所だった。

六甲枝垂れの内部が楽し過ぎてひとりではしゃいでたら、夕暮れが本格的な時間に。
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これがエモいってやつだ。しばらくそこで景色を眺めてました。

……ってことは、見晴らしのテラスとかももういい時間ってこと。
来た道を戻って、見晴らしのテラスへ。見晴らしのテラスは見晴らしの塔の近く、六甲ガーデンテラスのバス停を降りて最初のエリアのなかにあります。
おみやげ館のそばにあるのは見晴らしのデッキ。なんでもかんでも見晴らしってついてるからわかりにくいけど、見晴らしのテラスと見晴らしの塔は六甲枝垂れからは4~5分離れてる。行き来する道中にジンギスカンのお店がある。
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陽が沈むのとは逆方向なこともあって、こっちはさらに暗くなるのが早い。太陽がもう届かなくなりつつある。
なんだかここにもアート作品が展示されており、大黒可不可SR【R1zeオンザステージ】トリレボ前画像と同じ画角では撮影できないことが判明。同じ画角を優先すると盛大に映り込んでしまう。
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さすがにこんなにいい雰囲気なら自カプもいい雰囲気になるやろ。ならんか。

そろそろ夕景から夜景だなと思い、着いてすぐは断念した見晴らしの塔へ。
*音が出ます*

暗すぎて六甲枝垂れがかろうじて見えるか~レベル。

ここまで暗くなってしまうと、夜間視力の悪いわたしは行動力がぐっと落ちます。これ以上うろつくのは危険と判断し、帰路へ。
せっかく六甲まで行ったのに、六甲ガーデンテラスではなにも飲み食いしてません。umieで焼肉カルビ丼小盛を食べてからは持参した水筒にある白湯を口にしただけ。
バスに揺られて六甲山上に着く頃には、完全に暗くなってました。いよいよ本当に視界が悪くて、早く帰らなきゃという気持ちになりました。
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帰りの六甲ケーブルでは進行方向でいうと後方車両、横が吹き抜けではないほうにしました。
計画してたとおり、自宅に着いたのは20時過ぎです。時間だけは完璧だったね。


やり残したことは普通にあるけど、最低限の下準備で日帰りにしては、じゅうぶんだった。
今回の旅程に含まなかったところはいつかの未来にという気持ちもあります。出不精で面倒くさがりで体力もひとより弱いから、叶えようとしないかもしれないけど。


以下、下準備でやったことを自分の備忘録兼ねて折りたたんでおきます。

まずは行きたいころ(要は作中で明言された名所+α)をピックアップ。この日に日帰りで行く予定だから全部周遊できるコースを一緒に考えてとGemini(GoogleのAI)に頼みました。
他に挙げた条件は以下のとおり。
  • 徒歩はマップ検索で出てくる所要時間より1.5倍の時間に換算
  • 昼食は飲食店の多そうなumie近辺で1時間確保
  • タクシーは使わない
  • 六甲は夕暮れ~夜景の時間がいい
  • 20時過ぎには帰宅したい
日の入りが早くなってきたこの季節、平日のロイヤルプリンセス号運航スケジュールは最終便の時刻がやや早い。夕暮れ以降を六甲で過ごしたいなら、ロイヤルプリンセス号は日中に乗るしかないという周遊コースでした。そもそも同じ日に六甲とロイヤルプリンセス号の夜を両方というのが無茶過ぎる。電車とバス2種類とケーブルカーで合計1時間はかかります。
まぁ仕方ないなと提示された周遊コースを読み返してたら運賃を全部ミスって算出されてるのを発見。AIがまだまだ発展途上なのを痛感しました。正しい運賃と神戸市内の周遊きっぷ数種類を資料として提示し、周遊きっぷでどれくらい得になるかの計算をしてもらいました。

その結果を見て(一応自分でも精査して)、前日の仕事帰りに『六甲・まやレジャーきっぷ〈阪神版〉』を購入。
これは
  • 神戸市バス2・16・18系統の往復
  • 六甲ケーブル(六甲ケーブル下駅~六甲山上駅)の往復
  • まやビューライン(摩耶ケーブル・摩耶ロープウェー)の往復
  • 六甲山上バス乗降フリー
  • 阪神電車各駅⇔阪神御影駅or神戸三宮駅の往復(磁気切符2枚)
が詰め込まれた切符セット(2,350円)です。
なお、阪急版もあり、そちらは2,500円。阪急電車沿線のひと向けに神戸市バスの対象区間が広くなってるからだと思います。
生活圏内に阪急電車があるなら阪急版、それ以外のひとは阪神版にすればいいんじゃないかな。
あとは、異人館入りまくるならシティループ(神姫バスによる周遊バス)の一日乗車券『Kobe 1-day loop bus ticket』があるといいかもしれません。シティループはタッチ決済クレカでの支払いによる一日の上限制度もあります。どれくらい乗るかで買うか買わないか決めればいいと思う。

あとは、電車・バス・ケーブルカーの時刻表をすべてスクショしておきました。乗る予定の時刻のものは路線検索結果をスクショして移動時間を参考にできるようにもした。
これは正解だった。六甲はスマホの電波がちょっと弱かったです。18TRIPの時代みたく早く7G通信にならなきゃだめだよ、この世界。
畳む

7時出発・20時帰宅で無理矢理詰め込んだみたいなお出かけで、当然、脚は眠る前から筋肉痛で悲鳴を上げ始めました。
楽しかったからいいや。

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