Omotenashi Stage『18TRIP』-R1ze&Ev3ns-
本当に都合がつけにくい時期で、行けたのはKOBE公演1公演のみです。
わたしは可不楓のオタクで朝班のオタクなので、ほぼ朝班のことしか書いてません。
アイナナで出会った知り合いの方が特定の役者さんを応援していて2.5舞台にも慣れてるので、なにからなにまで助けてもらいました。
実際は舞台化が発表されたときに、そのひとが「出るかも」「もし出るならエイトリ履修しなきゃ」って言ってて、わたしがエイトリ履修してほしさに「もしかしたら出るかもね」って話しかけたのが本当にそうなったから、助けてもらえることになったってだけなんですけど。
正直な話、舞台化にはちょっと複雑な気持ちがありました。
わたしは可不可きっかけで小林千晃に興味を抱き、小林千晃がお仕事をされた他作品に触れて脳を焼かれた身で、小林千晃の声が、演技が、それはもう本当に大好きで(今は顔もラジオでの話し方も好き)、小林千晃以外のひとが可不可を演じる……? という戸惑いがあったからです。
……でも、この杞憂はキャスト発表の瞬間に勢いよく吹き飛びました。
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『大黒可不可 役:中山咲月』『蜂乃屋凪 役:北川尚弥』!??????
舞台のお仕事をされている俳優に詳しくないわたしでも他作品で存じていて、かつ、好感を抱いている俳優さんたちのうち、お二方がいらっしゃる。
北川尚弥は配信で見たあんステの朱桜司役で知っていました。エイトリの舞台化に杞憂していても2.5舞台そのものを特にいやがってなかったのはあんステの影響が強いです。
中山咲月はKING OF PRISMの神奈月アヰ役で存じてました。ただ、最新作のブタキンは諸々あって観てないので、わたしの知る中山咲月はキンツアに出てきた神奈月アヰの声と歌だけという状態。でも中山咲月って声が格好いいな・お顔もきれいだな(特に額がきれいだな)と思っていたので、ご本人のSNSも、フォローはせず検索履歴からアカウントを定期的に見にいってチェックしていました。これがちょうど1年くらい前からのこと。
「じゃあ行こうかな」から「行きます」になった最後のひと押しは、浜咲楓役の岩崎真さんの、ビジュアル撮影のオフショットとキャストコメント。
わたしが思う浜咲楓が、ここにいた。
中山咲月が演じる可不可が見つめる先に、このひとが演じる浜咲楓がいる。
先述の知人になにからなにまでエスコートしてもらい、唯一都合をつけられる日に行けることになりました。しかも朝班お見送り会のある日。ありがたいことに、1階席前方。ほぼ真ん中でまぁわずかに上手寄りか? って感じだった。
先に始まったHAMA公演の感想はわりと普通に見てました。ネタバレに落ち込むタイプではないからです。でも、内容にはちょっと落ち込みました。
「3分でわかる18TRIP」「ドパガキ向け脚本」「しゅうまいが存在しない世界」などなど。しゅうまいが存在しないのはつらいな。
あとは観客側のことも。
「原作厨のマナーが云々」「民度」などなど。
時代とともに言葉に含まれるニュアンスが移り変わることもあるとはいえ、本来「◯◯厨」という言葉はいい意味ではなかった言葉(平たくいうと相手を貶す言葉)なので、他者には使わないほうがいいかなと思ってます。言論規制をするつもりはないけどよくない意味を含む言葉を他者を呼称するのに使うのは、ケンカになるだけだよ。
そういえば「民度」って言葉でひと括りするのも好きじゃないな。どんな作品にも必ず「初めてその企画をした」ときがあったはず。舞台化に限らず、ライブとかファンミーティングとか。
そして、どの作品にだって、最初は絶対に戸惑うひとがいた。バッグはどう? 服装は? どう過ごすのがいい? ……最初から完璧な客しかいませんでしたってことは、たぶん、ないんじゃないか。
そこを「◯◯(作品名)の民度は」で括るのってどうなのかな。その発言をしたひとがもっとも愛する作品は、最初からずっと完璧だった? 今後も、ずっと完璧? ――自分が一番情熱を注いでる作品や「人」のファンコミュニティに、いつ、同じ言葉の刃を向けられるかわからない。人間は生きもので、どんなファンコミュニティも、顔ぶれって一生同じではないから。
じゃあ、観劇中にしゃべるひとは? 客降りに叫ぶひとは? ……それは、作品のファンの民度として括るんじゃなくて、単純に、そのひとが「周りを見れない(空気も読めない)」だけ。だけって言ったらおかしいけど、そのひとが、悪い。そしてそういうひとは、残念ながら、いろいろな作品のファンコミュニティにいる。それどころか、会社や学校、果ては公共交通機関まで、ありとあらゆる日常生活の場にいる。自分が遭遇してるかしてないかの差でしかない。
「◯◯(作品名)のファンは」って言葉でまとめちゃったほうが説明するのにらくなの、わからなくはないけど、言葉選びでらくをしても、いいことってない。ひと括りにするなって叱られるだけだし、なんなら、視野が狭い(つまり、それこそ周りを見れてない)って捉えられる。だからケンカになるんだ。
閑話休題。観にいく前の話をします。
脚本云々言われていても、撮影可能タイムの動画がたくさん視界に入ると、おのずと、期待値は上がる。
楓ちゃんをにこにこ見つめる可不可。手を取り合うふたり。ハグするふたり。……?????
こちらは可不楓のオタク(一人称)なので、すみません……いいんですか……そんなふうにしていただいて……と恐縮しまくりでした。
役者さんたちのSNSも拝見してました。キャラクター解釈に感謝しかない。
そうして迎えた当日。それまで天気がやや不安定な日々が続いていたにもかかわらず、運よく雨は降らず、雨傘ではなく日傘で過ごせました。
午前中は赤ブーイベントへの搬入物ととらのあな通販への納品物の集荷を頼んでいたので(マチネ無理・ソワレのみだったのはこれが理由)、お昼過ぎから三宮へ。たぶん4年ぶりかそこらに、知人と会いました。
会ってすぐ、数年前のHARUコミ前入りで一緒に泊まって「ホテル備え付けのドライヤーって風力弱いから」と家からドライヤー持ってきてて、それがわたしが家で使ってるすごい音で爆風出るやつと同じだったことを思い出してた。
当然、開場まで数時間の待ち時間があったので、ハーバーランド周辺を散策。

KOBEバスツアーでも入ったポートテラスでお茶をして、シティループバスでさんちかに戻ってしっかり腹ごしらえをしてから現地へ。KOBEバスツアー参加してなかったら新神戸??? ってなってたと思う。
実は、この日のために中山咲月に手紙を書いてました。
まだ1公演も入ってない時間軸での手紙なので、キャストコメントとかオフショットとか中山咲月がSNS投稿してくださった写真への感謝を綴りました。
岩崎真さんにもしたためたかったけど、なにせ、筆圧が強過ぎて少しずつしか書けなくて、中山咲月宛の手紙を完成させるのがやっとだった。小林千晃への手紙だって毎回3週間とかかかってるレベルで遅筆。
入場してお手紙ボックスに手紙を入れて拝んで(?)ちょっとしたらもうあっという間に開演時間。
開演寸前、隣に座る知人から「桜さんは開始0.1秒で死ぬと思うよ」と言われた。
死にたくないし0.1秒ってなに? さすがにオタク特有の誇張表現だろって話半分で聴いてた。
うそ、0.1秒で死にました。
幕が開いて、はじめてのたびのカセットテープの言葉から開始→0区長になるという決意表明。
もうここでだめなのに、その可不可の背後に楓が立ってる。?????????
そして可不可と楓のデュエット。?????????
おもてなしデュオ曲じゃんこんなの……(??????????)。
東京メトロポリス空港からHAMAへのバスで出てきたダニエルも、本当にダニエルだった。
プロローグ部分ずっと「楓ちゃん」呼びなのが助かり過ぎた。アプリだと名前を呼ばないようなアフレコにしなきゃならない部分だからね。0.1秒で死んだまま、右手で左手首を握り、奥歯を噛み締めて過ごしました。終わったあとに奥歯噛み締めてたことを知人に話したら新しい観劇スタイルだね〜って言われた。
おもステの可不可は舞台上でセリフを言うのもあって必然的にはつらつとしてましたね。好戦的な表情をよく見せてくれるのがすごくよかったです。
琴乃丞様が出てきたときにKOBEのモブが土下座してるのに合わせて也千代も土下座してるのがすごくよかった。
脚本面で気になったのは、朝班のストーリーだと雪風の葛藤があっさりし過ぎてたなということ。メインストーリーでも練牙さんのくだりって重要なのは確かなんだけど、ステで練牙さんに比重が傾き過ぎてるという印象。
個人的には、朝班のファーストツアー初日のおもてなしのくだりで0区の釣りがなく、1区からのスタートだったのもかなしかったです。
添が包丁捌きを見せたところに「!?」となりました。効果音がギャグかと思った。二曲輪の匂わせがないためただ包丁捌きに自信ありの、礼光から練牙さんを探るよう頼まれてる大学生でしかない。
ライブパートはすごくよかったです。おもライ衣装みなさんすごく似合ってた。
客席側、おもライを知ってるかどうかでペンラの動きが違うため、おもライ経験者炙り出しみたいになったのがおもしろい。
『Brand New Dawn』がのラスサビの可不可ソロパートが本当に大好きなので、思わず拝んじゃった。
夕班パートは本当に端折って端折ってだったなぁと感じました。
サバイバルオーディションが終わって可不可と楓ちゃんが出てきたときはわたしが座ってるところの数列横にある通路を歩いてきたので「!?」となりました。
開発者が遺したカセットテープを幾成より先に主任が聞いてるのは、しないでほしかった。「一緒にお父さんを死なせてしまった場所に行くのはアレだと思って」じゃないよ。あの場所で聴くことに意味があったのに。
あとは、太緒に親友がいたことを知った千弥が無茶振りしたりわがまま言ったりするのがちょっと怖かったよ。声量があったからそう思ったのかも。
幾成を演じてくださってる崎元リストさん、動きにアンドロイドっぽさを『最初はそんなに入れてないけど夕班のみんなに知られてからはわずかに増す』ように動かれてるのがよかったです。わたしは夕班だと千弥が好きでシンメが好きで幾成のファンをやっててス協に泣いてプリモに心をめちゃくちゃにされてるので(忙しいな)、だいたいずっと幾成を追ってました。
矢田さんはずっとすごかった。
夕班のライブパート前、生行が「声を出さないならお帰りください」的な煽りをしてて燃えたし萌えた。
グッドラック歌唱からの客降りは自分からは少し遠い下手寄りに可不可と楓ちゃんがいて、結構近くにあく太や千弥が来て、目が足りなかった。
下手側を見つつ上手側も見る自分の頭の動き、ネットミームとなったこれだ。
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そのあとの撮影可能タイムは、スマホ横持ちでした。駅広告とか催事のパネルもそうだけど、引きで全景を撮りたいタイプだから。
GooglePixel9aなので画質はそんなに……。撮影可能タイムからアップロードできるのは30秒以内とのことなので切り抜きました。途中ブレてるのは動揺したから。
他公演の撮影可能タイムの動画をSNSでたくさん見ましたが、可不可は楓ちゃんの前でずっとにこにこしててよかったし、雪風に「は?」の顔してくれるのもありがたかった。
別日の撮影可能タイムの動画見てて思ってたけど、その後の立ち位置の関係もあるのか楓ちゃんってほぼ毎回可不可のこと探して、見つけたら笑顔になってる気がする。嬉しい。可不楓のオタクだから煩悩が抑えられない。
朝班お見送り会。
絶対に緊張でなにもできないと思ってたものの、せめて、雪風役の栗原航大さんにサムズアップはしようと決めてました。それくらいならできそうだ。あとはお辞儀ぺこぺこマンでいくつもりだった。
……でも、一番最初の位置にいた、也千代役の中三川歳輝さんがすごく盛り上げてくださっていて、並んで待ってるあいだに、サムズアップ以外もできるかもと思った。
ずっと「ありがとうございますぅぅ〜」って言ってくださってる中三川さんに手を振ってその両手をグッドラックポーズに変えたら「あぁぁ〜グッドラックポーズ〜〜!」と反応が返ってきて、背中を押してもらえた気がした。そのままグッドラックポーズで進み(ただし、手の位置は礼光と添の位置にそれぞれ合わせた)、坪倉さんには「オレ様は本物しかいらない」ポーズを(坪倉さんがそもそもそのポーズだったので真似したみたいになった)、栗原さんにはあらかじめ決めてたとおりサムズアップをしたらサムズアップが返ってきた。
中山咲月には、可不可と同じ位置でのグッドラックポーズにしました。中山咲月も笑顔でずっとそうしてくれてた。
それがもうすっっっごくきれいでかわいくて格好よくて、なにかが刺さった。トスッと。矢?
最後にいらした朔次郎役の足立英昭さんはお辞儀をされてたので、わたしも同じようにしました。お見送り会が予想より楽しくなったのは中三川さんの立ち位置のおかげです。最初にいるのが中三川さんじゃなかったら、サムズアップすらできなかったかも。
忙しい脚本だった、ここがこう変わるなんて〜って気持ちはあったけど、結果として、わたしはすっごく楽しませていただきました。

杞憂を吹き飛ばしてくれたのは、役者のみなさんの演技力のおかげです。本当にありがとう。