文字の海で泳ぐのが好き

新刊あります

 絶対に脱稿できないと思っていたけれど脱稿しています。環壮webオンリー合わせです。

 締切があると(なんやかんやあって)新刊は出るし、配置が出ると(さすがにやばいと思って)おしりに火がつく。
 新刊は環壮ワンドロワンライ用の作品を加筆修正したものです。完全書下ろし同人誌ではないけれど、加筆修正をしてあります。時間がたりなくて1ミリも加筆できないと思っていたけれど、最終的には元々公開した文章の1.6倍くらいの長さになっていました。
 途中でR-18シーンを(一旦は)書いたものの、全年齢で公開していたものをR-18本にすることに心理的なためらいがあって、2,000文字ちょっと書いたところでやめました。他の人が全年齢にR-18加筆したら喜ぶのに自分がするのは抵抗あるのはなぜなのか。自分でもちょっとよくわからない。

 サンプルはこれまでどおりpixivに公開しました。これからもサンプルはpixivに公開するはずです。

最近は

 サイトいじりで躓いては翌朝の通勤の合間にGoogle検索をし、あふれんばかりに出てくるアフィリエイトブログの海から求めているものに近くて信憑性があると思える記事をファミリーマートのコーヒーを啜りながら確かめて、帰宅後に実践するという生活をしています。

 アフィリエイトブログ特有の広告挟みまくり記事には未だに辟易してしまう。でも、あの層は「広告収入のために母数となるページビューを稼ぐ、そのためSEO対策を頑張って記事をもりもり更新する」ことを目的としているので、仕方ないといえば仕方ない。検索上位に出てなんぼの世界だもんね。
 アフィリエイトブログ以外で参考にした「同人オタクによる実録」は前に参考として挙げましたが、それらはGoogle検索で出てくるのが大半(一部Twitter経由で辿り着いたnote・はてなブログあり)で、それとは別に、「リンクはできないが読んでとてもためになった」同人サイトがたくさんあります。
 リンクできないのはどれも「同人サイトの日記のひとつにサイトをつくった時の覚え書きがある」というもので、すべてTwitter検索で見つけたものたち。つまりわたしも書いたような類のもので、わたしと同じく、サイトのメニューからすぐに作品に辿り着ける状態。
 こちらも同人サイトではあるけれど、さすがに縁遠いジャンルの同人サイトにリンクはできない。同人サイトに限りリンクフリーです(声に出して言いたい日本語)と書いてあっても普通に遠慮する。誰こいつって思われるの怖いので。
 でも、人様の同人サイトは見ているだけで「なるほどこういうふうに作品並べるのか」とか「こんな感じでカテゴリ分けするのか」という学びにもなるし、なにより、見ていて楽しいので、この「Twitter検索で見かけた同人サイト(複数)」も定期的に閲覧しています。あと、Twitterの検索履歴には同人サイトつくったオタクが新たに爆誕したらすぐ見つけられるように、検索ワードを保存してあります……。

 同人サイト(知らない人を含む)の巡回を習慣として取り入れたことで、遠い過去に同人サイトをやっていた頃の感情がよみがえり、作品以外の文章を読む楽しさを思い出しました。
 ためになる記事もいいけれど、同人サイト以外のところ(先述のアフィリエイトサイトたち)で学びのための記事を読みすぎた頭には、どこの誰かもわからないオタクの日常の様子が癒しになる。作品を読みたい気分と、作品ではないものを読みたい気分って別なので。
 Twitterだとどうしても文字数が短いし、本人がリプライ欄に続きを書いていても「画面に区切りがある」ことで意識が一瞬止まってしまう。Twitterのタイムライン全体を見た時にニュース記事やキャンペーンのRTとかが間に挟まっているのも、文章に没頭したい時にはノイズになる。そういうのを遮断して二次創作そのものではない世界に浸りたい時に、同人サイトの日記を読みます。
 洗練された文章を読むのはもちろん好きだけれど、とりとめなく書かれた文章を読むことで得られる栄養がある。

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