トプステ33&たまそう。8

イベントお疲れさまでした

 2023年3月19日『TOP OF THE STAGE 33』合わせで環壮オフィスパラレル合同誌《CROSSROAD》と個人誌《僕たちは恋に落ちてる》を発行しました。
 ご足労くださったみなさま、本当にありがとうございます。

 わたしは遠方からの参加なので、いつもどおり、前日夕方には東京に着くよう地元を出発したのですが……地元の新幹線停車駅も、新幹線車内も、そして、東京駅も、数年ぶりに「混んでいる」と感じました。イベント直前に気付いたのですが、宿泊したホテルも、いつもより早くに満室扱いになっていたようです。春休みシーズンなのと、数年ぶりにいろいろなことが緩和された影響なのかもしれません。
 東京ビッグサイトの会場内も終始賑わっていて、どこかのスペースに並ぶ列と、こちらに向かってきてくださる方々が入り乱れ、久しぶりに「目の前の通路がとにかく大渋滞」になっていました。

発行した本

 少し特殊な合同誌となっていて、上記ツイートにもあるとおり「馴れ初め部分を合同誌で書き、それ以降の二人は各々の個人誌で発行する」というものです。
 馴れ初めだけ読みたい人は合同誌を、馴れ初めはすっ飛ばしてくっついてからの二人をとにかく読みたい人はお好みの個人誌を、もうなんでもいいから馴れ初めからその後まで全部見たいという方は合同誌と個人誌を一気に読むという趣旨の本でした。
 サンプルや通販ページはこちらです。

合同誌《CROSSROAD》

個人誌《僕たちは恋に落ちてる》

当日の頒布について

 今回は合同誌と個人誌の頒布ということもあって、合同誌タイトル《CROSSROAD》名義で2スペース×2の計4スペースを3人で割り振りました。赤ブーブー通信社のイベント前案内ページに――

2sp(1卓)+2sp(1卓)の合体参加で机の間隔詰め連結を希望されるサークル代表者様は、事前にお電話で赤ブーブー通信までお問い合わせください。

3/19HARU31会場:感染予防ページ

 ――との記載があるのを見つけ、ぜひ、机の間隔を詰めてほしい旨をお願いしました。「会場の様子を見て可能であれば」とのお返事でしたが、結果、問題なく机詰めをしていただけたようです。
(※不可だった場合は当日、設営時間中に説明に伺いますと言われていました)

 当日、できるだけ頒布に手こずらないようにと3人であれこれ考えました。今回の合同誌は〝合同誌に書いた話の続きが個人誌新刊で読める〟という、ちょっと特殊な趣旨のものです。3人ともが、どの本を・どれだけ・どの順に読んでもいいように書いたこともあって、まとめて求めてくださる方もいれば、どれかひとつだけという方もおられるだろうということは容易に想像できます。
 会場で合同誌+個人誌新刊をまとめてお求めいただける方にはフルセットの頒布が便利でしょうが、個別に求めてくださる方の割合がわからない以上、セット頒布の割合は一定の数に抑えておいたほうがいい。――そういう考えのもとで、以下のツイートにあるような頒布体制になりました。

 結果的には、予想より少し早くにセット頒布が終了し、個別会計のご協力をお願いすることが多くなってしまいました。
 卓上に掲示したおしながきのセット頒布についての記載箇所には、すぐに〝セット頒布が終了したため、以降は個別会計〟となった旨の訂正シールを貼ったことで、みなさんすぐに気付いてくださったのですが……100%正確に読みようがないこととはいえ、日頃から頒布でお待たせしないことを心掛けている身として、個別会計のお願いをする頻度の高さに申し訳なさを感じました。
 今回は〝同日発行の個人誌で続きが読める〟という趣旨の合同誌だったことで〝セット頒布〟という概念ができただけで、通常は、合同誌だろうがアンソロジーだろうがゲスト本だろうが、わかりやすい頒布スタイルのサークルがほとんどだと思います。たぶん。

小説サークルのポスター

 今回、合同誌+続きがそれぞれの個人誌新刊で読めることをわかりやすく伝えたくて、合同誌専用スペースの背面ポスターと卓上ポスターの作成を担当しました。

 普段から、スペースの中で通路を行き交う人をぼんやり眺めながら、「自分が向かおうとしているサークルはどこだ」と配置図とサークルスペースに掲示されたおしながきとかに書かれたスペースナンバーを見比べながら歩く人が結構多いなと感じています。そして、わたし自身も、スペースを人にお任せして離席し、さぁ戻ろうと思った時に、自分のスペースなのにすぐに見つけられないという事態に陥ることがありました。
 自分しかいない空間なら容易いけれど、他人が右往左往している中で目的のものを探すのってハードルが上がる。しかも、東京ビッグサイトもインテックス大阪も天井が高くて、自分の身長の高さまで届いてくれる明るさがちょっとたりない。サークル参加者が思っている以上に、通路を歩く方からはスペースに設置されているものに書かれた文字が見えづらいんですよね。
 それを解消したくて、少し前のイベントから、背面ポスター(B2サイズ)と卓上ポスター(A3サイズ)を置くようにしました。前者はスペース番号・サークル名・ちょっとしたキャッチコピーを特大フォントサイズで、後者はpixivにも投稿するおしながきです。

 一応、初めて背面ポスターをつくった時のイベントの少し前に、ウェブ検索で「小説サークルのポスター掲示」についての反応を探りました。「だめ」という意見より「あったほうがありがたい(迷子にならなくていい)」のほうが多かったです。小説サークル者の「小説サークルがポスターなんてあっても」みたいなのもいくつか見かけましたが、自身を卑下する言葉より、便利だという感想を優先させることにしました。同人イベントにおいて、「無人の時間が限りなくゼロに近い」「会計に時間がかからない」「説明がわかりやすい」サークルでありたいからです。

 小説サークル、そんなに卑下しなくていいと思う。背面ポスターは正直手間がかかるから面倒だと思うならやらなくてもいいけれど、机上のおしながきはスペース番号を「大きいかなと思うくらいの大きさ」で書くのがちょうどいいと思います。長いあらすじは書かなくていいかも。どうしても書きたいなら見本誌のすぐそばにA5~B5くらいの大きなPOPつくってそこに大きめフォントで書くか、それこそ背面ポスターに8cm角くらいの特大フォントサイズのゴシック体で文字をぎゅうぎゅうに並べたほうが効果的だと思う。イベント会場で人の波をかきわけている最中の脳に、長い文章は響かない。

次回参加

 2023年6月25日開催『たまにはそういうことも。JB2023』に参加します。
 申込受付開始日に張り切って申し込みをしたせいで、b2-onlineでの受付番号が一桁です。
 環壮サークルさんたちの新刊カードで開催に漕ぎつけたイベントで、ジューンブライドの季節……なんですが、どうしても使いたい表紙用紙があって、印刷所がそれを取り扱っているうちに、〝青い空と白い雲〟から連想されるDiDタマソーのR-18小説本をつくる予定でいます。

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